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騒乱のアバロン
2005-05-01 Sun 23:09
目が覚めたか?ずいぶんと久しぶりだが、残念ながら再会を喜び合ってる場合じゃないぞ。ご覧のとおり、俺たちはいま、柳細工の大籠の中に閉じ込められてる。マーリンがおまえを呼び出す魔法をかけ終わった直後に、反乱農民どもが押し入ってきて爺さんを引きずり出して行っちまった。……そうだ、いまアバロンじゃ、あちこちで反乱が起きてるんだよ。何もかも、エクスカリバーが盗まれたせいだ。“先輩”はアーサー王の統治の象徴だからな。円卓の騎士たちがどんなに駆けずり回っても、全部の反乱を押さえ込むなんて無理な話さ。ま、細かい話はいいだろ。要は俺たちでエクスカリバーを取り返しゃいいんだ。そのためにはまず、ここから出ないとな。

ピップは大籠の隙間から注意深くE.J.を出して留め金を探った。しばらくして何かがカチッといい、勢いよく蓋が開いた。
部屋は荒らされ、惨澹たる有り様だ。玄関の戸は壊れた蝶番からぶら下がっている。床には誰かが引きずり出されたような跡と濡れた足跡がある。


大した騒ぎだったんだぜ。爺さんはいまごろ拉致されてどっかへ運ばれているだろうな。本当なら、今回の冒険に必要な装備や魔法をおまえに渡すはずだったんだろうが……
そうだ、ピップ。ここを家捜ししない手はないぜ。どうせ暴れる爺さんを抱えてそう遠くへは行けやしないからな。

ピップは役に立ちそうなものを必死に探したが、無事だったのは小さな青銅の鏡だけだった。
「く、首にボルトが刺さってる!」鏡を覗き込んだピップは心底驚いて叫んだ。
「知ってるよ。手を触れないほうがいいぞ」E.J.が言った。
思わず触れてしまったピップを電撃が襲った。生命点-3。


何度も稲妻をくらったボトルなんだから当然だ。
……おい、もう行こうっていうのか?ソファの下に眠り玉があるんだがね。敵を攻撃12回分眠らせることができるんだ(ただし敵が複数の場合は12を人数割りだ)。なんで先に言わないのかって?おまえが訊かなかったからさ!さあて、マーリンの爺さんを助けに行こうかねえ。

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ララルドグゴウェント・トー
2005-05-12 Thu 05:10
ピップは建物を出て状況を把握した。いま出てきたマーリンの新しい隠れ家(立方体でサイコロのようだ)は小山の頂上の岩棚に立っている。
岩棚の端から細い道が続いていて、男たちの一団がその道を下って歩いていくのが見える。しかし、誘拐した老人の激しい抵抗にあって思うように進めないようだ。
「おい、おまえたち、とまれ!」
ピップが勇敢に叫ぶと、男たちは何やら話し合い、七人のうち三人が棍棒を振り回しながらこちらに駆けてきた!


復帰第一戦だ!軽くひねってやると言いたいところだが、いきなり3対1とはな。さあ気合を入れてサイコロを振れ!

……ああそうだ、それでこそおまえだ。3回の攻防で一人も倒せないうえに25点もやられるとはな!わかった、もういい、どうせ死んだらなくなるんだ、眠り玉を使えよ。

三人を倒すと、残りの男たちはマーリンを残して逃げていった。
「ピップ、なにをぐずぐずしておったんじゃ!」マーリンが叫んだ。
「エクスカリバーがまだ見つかっておらんことを知らぬのか?……(こっからしばらく冒険の背景説明だ。もう俺が話したから省略するぞ)……それじゃ、ひとまずわしの館に戻るとしよう」
「ここはどこなんですか?」
「ララルドグゴウェント・トーじゃ。ここなら安全と思って根城にしたのじゃが、百姓どもがおまえのために用意した魔法や装備品を全部だめにしてしまってな。魔法が必要なときはここまで戻ってこなければならん。この館がサイコロのような形をしているのには気づいたな。ここに戻りたいときはいつでも、そう念じてサイコロを1個振るのじゃ。瞬間移動して戻ってこられる。ただし気をつけて振らないと……」
「どうなるんですか?」
「そんな気の滅入る話はあとじゃ。おまえをエクスカリバーを取り戻す旅に送り出さねばならん」


やれやれ、出発前にあれこれ装備品をメモしなくてもいいそうだぜ。ありがたいねえ。
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エクスカリバーの在り処
2005-05-14 Sat 01:02
壊された扉を修理して隠れ家に戻ると、マーリンは真顔で切りだした。
「ピップよ、エクスカリバーの隠されている場所じゃが、占いによるとな、どうやら〈おとぎの国〉らしい」


〈おとぎの国〉?なんだそれ?白雪姫が継母に焼けたガラスの靴を履かせたり、ハートの女王が切った首を串刺しにして庭に並べたりしてるのかね?いずれにしても、これまで四回の冒険の舞台を考えてみれば、メルヘン飛び交う夢の国じゃあないな、決して。

「さっきも言ったとおり、装備品と魔法はあとでここに取りに来るんじゃ。ここに戻りたいときは、闘いの最中や魔法をかけられているときを除いて、いつでも戻れる。サイコロを1個振って巻末の〈マーリンの隠れ家〉へ飛ぶだけでいいんじゃ。……さて、そろそろ出発してもらえるか?〈おとぎの国〉の入口にあたる〈巨石人の踊り〉までは連れてってやろう」
というと、マーリンは腕を激しくグルグルまわしはじめた。


これは!『ドラゴンの洞窟』のときに食らった瞬間移動の魔法だ!ホントに目的地に着くのかよ!うわぁあぁぁぁぁ~~~~~~
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マーリンの隠れ家
2005-05-18 Wed 03:21
マーリンの魔法によって渦巻く霧に飲み込まれたピップだったが、その霧もだんだんと晴れてきた。いまピップが立っているのは……

待て待て、ちょっと待て!いいか、いまお前の生命点はいくつだ?たったの9点!9点だ!おまけに治療薬も軟膏もない。いかに俺が世界最高の魔剣といえども、お前がヘトヘトじゃあどうしようもないだろう?眠るのも手だが、お前のサイコロ運だとそのまま14へ直行しかねないしな。
そこでだ、いきなりだがマーリンの隠れ家に一度戻ってみるのはどうだ?それなら死ぬこともなかろうし、うまくいけば役に立つ魔法なんかを手に入れられるかもしれないからな。いい考えだろ?
よし、さっそくサイコロを振ってみろよ。……2か。巻末に飛ぶぞ。

マーリンの隠れ家の各面には1~6個の円窓がついている。2個の円窓がついた壁から入れば、装備品の倉庫だ。ここに来るたびに、次のリストから好きな装備品を2つだけ選べる。

全部で24種類か。意外とまともな装備が多いが……「カボチャ」「つけ髭」なんかがお約束だな。「羊皮の胴着」って防御力あるのか?おっ!「軟膏」がある。こいつで生命点15点は回復できるが……よし、どうせ1回目の命だ。「軟膏」全部使っちまえ。もう一個は適当でいいだろ。じゃあ「バネつき靴」にしとけよ。Dr.ナカマツ印か?
ついでにほかの部屋がどんななのかちょっと見ておこうぜ。今後のためだ。

1:円窓が1個というのは隠れ家の床にあたる。玄武岩にはまって……じっとしていれば、4分間だけ生きていられる。4分経ったら14へ行け。

……すまん、ピップ。俺が甘かった……

3:円窓が三つの部屋は、マーリンの魔法の品が蓄えられている一室だ。

ここに来ることがあったら魔法のリストを見てみよう。来ることがあったらな……

4:薄明かりのともった生暖かな部屋だ。ガチョウの羽毛マットレスが敷かれたベッドがある。『夢時間』に入る危険なしに安らかに眠れる。生命点をサイコロ2個分回復したら、もとのセクションに戻れ。

まあ当たりの部屋だが、どうせなら生命点全快させてくれよ。

5:柳細工のある例の部屋だ。まだ滅茶苦茶に散らかっている。

……次の6は、1の反対側だから……

6:隠れ家の屋根だった。天井を突き破って落ちてしまい、生命点を半分失う。

即死じゃないだけマシか……


できれば二度と戻ってきたくないって顔だな。ああ、気持ちはよくわかる。6分の1で即死だなんて、お前にとっちゃ自殺に等しいからな。まあもうちょっと話を進めてみて、何か必要そうなら覚悟を決めろよ。それじゃ、さっきの場所に戻るぞ。
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腐乱死体とノコギリ草
2005-05-22 Sun 00:27
ピップが立っているのは、ローマ人が作った幅の広い道で、北東へは一直線にのび、反対方向は南西と南へ別れている。その分岐点には木の絞首台があり、悪臭を放つ腐乱死体がぶら下がっている。死体の下にはノコギリ草が群生している。
「ここがどこだか、わからないだろうな?」ピップはE.J.にきいた。
「わかるもんか!」E.J.は捨て鉢に答えた。


まったくだ!わかるもんか!もうちょっとマシな質問をしろ。それでどうする?〈巨石人の踊り〉とやらを探さなきゃならんのだろ?

ピップはノコギリ草をいくつか掴んでポケットに詰め込んだ。

もうちょっとマシな選択をしてくれ。……ほほう、死体を調べるつもりか?

ボロボロになった服を鼻をつまんで我慢しながら調べてみると、奇妙な絵が描かれた羊皮紙の切れ端が見つかった。巨人が踊っているような変な絵だ。

とりあえず何事もないってのが逆に空恐ろしいが、どっちかの道を進むとしようぜ、ピップ。
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牛飼い
2005-05-22 Sun 17:42
南へ1kmほど進むと、舗装道路が途切れて牛が通ったような踏み付け道になっている。その道を辿っていくと……なんてこった、牛の群れの中に迷い込んでしまった!これでは踏み付け道がどこにあるかわからない。困り果てた牛飼いが棒を持って走り回り、牛を整列させようとしている。

ピップ、お前はそもそも農夫だろ?(体のほうが、だが。)俺の出番はなさそうだし、ちょっと手を貸してやったらどうだ?

ピップの懸命な働きにより、牛はピップと牛飼いのあいだに整列した。
「こりゃあどうも、助かっただよ。おめえさん、しばらくここで働いていかんかね?一年で銀貨一枚が相場だ。納屋で寝て、毎週木曜日には砂糖大根をごちそうするだよ」牛飼いはひどい訛りでピップをスカウトしてきた。
「残念ですが、プロの冒険者としての仕事があるので」
「そうか、そんじゃ、この通行許可硬貨を持ってけや。おらが委員をしている百姓一揆組織委員会が発行してるだよ」
そう言うと、片面に"X"と書かれた銅の円形物を手渡してくれた。
「ありがとう。あの、〈巨石人の踊り〉がどこにあるか知りませんか?」
「ああ、絞首台から南西に行けば見つかるだよ」


うまくいったじゃないか。ま、この際だから、「百姓一揆組織委員会」には突っ込まないでおいてやろう。
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巨石人の踊り
2005-05-25 Wed 02:29
絞首台に戻り、南西に向かって歩き始める。空は青空、鳥は歌い、風は爽やかだ。なぜか心はウキウキしている。ただひとつ問題なのは――醜い百姓の集団が、干草用フォークをかざしてこちらに迫ってくることだ。ざっと数えて25人!行く手を遮られた。
「どけ、どくんだ!」ピップは勇ましく叫んでE.J.の柄を握り締めた。


おいおい、どうにもならないって。まあ、やるってんなら手伝ってもいいがな。無駄だと思うがね。

「ならねえ、正式な通行許可硬貨を見せるまでは通さねえだ!」

なんだよ、それで済むわけかい。さっさと先に進もうぜ。

道を辿っていくうちに、巨大な岩が横たわっているのに気づいた。なにやら謎めいた模様が描かれている。

dance.jpg

さて、指示に従って進んでみるとしようぜ。……おもしろそうなところに着いたな。

いくつもの巨石が円形に並んでいる。ここが地元民の言う〈巨石人の踊り〉に違いない。後年には、ストーンヘンジという古代遺跡となっている。ちょっと調査したほうがよさそうだ。

stone.jpg

さあて、いつものパターンになってきたな。
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カーミラ
2005-05-27 Fri 17:50
石のうしろに何かいるぞ!
すばやくE.J.を抜いて回り込んだが、あわててE.J.を鞘に収め、丁寧な口調で言った。
「これは失礼しました。怪物でもいるのかと思ったものですから」
「わたしが怪物に見えて?」
立石にもたれかかっている白いリンネルの外衣を着た娘がきいた。
「わたしはカーミラ。ときどきここに来て、この石に触れるの」
そのときふと気づいた。カーミラは盲目なのだ。
「あなたの顔に手を触れてもいいかしら?」


こいつホントに大丈夫なのか?そもそもアバロンの冒険で綺麗な娘に出会うことなんてほとんどないが……味方だったのは湖の淑女くらいじゃないか?

カーミラはピップの顔にそっと指を走らせた。
「失礼ですけど……首にボルトが刺さっているの?」
「ええ、そうなんです」
「抜いてあげましょうか。そういうことは得意なのよ」
「このボルトは取れないと言われたんですが」
「そんなこと嘘よ!簡単に取れるわ」


首を引っこ抜かれたりしてな。

カーミラはボルトを軽くねじってからなんなく引き抜いた。
「ほらね、こんなものないほうがずっといいでしょ」


マーリンの言葉を鵜呑みにするお前が間抜けなのさ。

「それはそうと、あなた〈おとぎの国〉の入口を探してるんじゃない?マーリンがあなたを助けるようにって、私をここによこしたの」
あの間の抜けた老魔術師は、思ったほどチャランポランじゃなさそうだ。
「入口は盛り上がった塚のひとつにあるの。あなた、奇妙な絵が描かれている羊皮紙を持っているかしら?」
「これですか?」ピップは絞首台の死体から見つけた羊皮紙を差し出した。
「よかった、でも、これも必要よ……」彼女はサクラの花がついた小枝を取り出した。
「門を守っている男に、これを手渡さなくてはならないの」


なんだかトントン拍子に話が進んでるじゃないか。今回の冒険は案外楽かもな。門は56の石のあたりにあるんだとさ。
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巨人の門番
2005-06-04 Sat 22:53
大きな石の門が間近に迫っている。花崗岩でできたその門のあたりには微かに光る霧がただよい、霧のなかに雲をつくような大男が立っていた。胸の前で腕を組み、左手には木の幹ほどもある太い棍棒を持ち、怒っているような顔をしている。
「サクラの花はどこだ?」平原中に鳴り渡るような声で大男は訊いた。木の花を集める巨人だ。


まあサクラの花を持っているわけだから、さっさと渡せばいいわけだが、ちなみに闘ったらどんな相手だろうな?

……巨人は生命点を499点もっていて(500点じゃなくてよかったと思って自分をなぐさめろ)、4以上で一撃を加えてき、棍棒があるので被害点は15点プラスされる。

ふっ、ははっ、あははははっ、よかったな、500点じゃなくて!

「ありがとよ。これを持って門を通れ」巨人はにんまり笑って、楕円のメダルを差し出した。表と裏に絵模様が彫りこまれ、真ん中に小さな穴が開いている。
「これは……?」
「ふふ、いずれわかる……」巨人はそういうと口をつぐんだ。


表は……さっき歩いてきた道と"巨石人の踊り"だな。ってことは、裏の地形らしきものが〈おとぎの国〉ってことか?とにかく、こいつを持って、門をくぐりぬけて72へ行けとさ。
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花崗岩の祭壇
2005-06-04 Sat 23:23
ストーンヘンジの巨石が周囲にそそり立っている。目の前には平らな花崗岩の祭壇が置かれている。祭壇の上には……
祭壇の上に何があるか知りたくないんじゃないか?(よけいなお世話だ)マーリンの隠れ家に戻って必要なものを持ってきてもいい。
だが、ぞっとするような青白い顔と牙……いままさに祭壇から起き上がらんとしているものとどうしても対面したいなら、120へ進め。


来た来た来た来た来た来たーーーーー!!!そういや第三巻でも会わなかったから、俺はずいぶん久しぶりだな。

"ようこそ、この地を訪れし者よ
汝の顔をおがめて、いかにうれしいことか"


悪いが、冗長なので、魔神の芸術的な詩は途中を割愛させてもらう。余すところなく味わいたいなら(正気の沙汰じゃないが!)実際に魔法書を手に取ってくれ。

"何をすべきかは、とくと心得ておろう
さもなくば、汝はシチューとなるぞよ"

ピップは全英知を結集して答えの詩をつくりあげた。(確かにシチューは勘弁だな)

"おお、すばらしき天才詩人よ(中略)できるかぎりのことをさせていただきましょう"

「よくぞ、よくぞ言ってくれた!お前が何を望んでおるのかわかっておるが、お前が必要なものをちゃんと持っているかどうか確かめねばならぬ。通行証である小さな穴のあいた楕円形のメダルを持っておるか?」


魔神のいないアバロンの冒険なんて、海原雄山のいない「美味しんぼ」みたいなもんだ。
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依頼された恋文
2005-06-05 Sun 17:41
「ホッホッホー!お前、旅の準備は整っておるようじゃな。しかし、余の悩みはいまだ尽きぬのじゃ!」
「いったいどうなさったのです?」
といったあと、ピップは後悔した。魔神が天を仰いで"悩みつきぬ詩"を朗読しはじめたのだ。

"詩心を解す若き友よ……


ウゲェ、勘弁してくれ。……お前さんがたには俺が要約して伝えてやろう。感謝しろよ。要するにだ、「魔神が恋文の代筆を頼まれたが、いざ相手の女の名を封筒に書こうとしたらメモをなくしていた。依頼者も旅に出てしまい、思い出すこともできない。しかし詩の中に相手の名前と送り先を暗号として謳い込んであったので、それを解読してくれ」ってことだ。あんまり簡潔じゃなかったかな?

魔神は恋文を懐から取り出してみせた。
「プライベートな恋文ゆえ、依頼者の名前はいえんがな」


050605_1736~01.jpg

こりゃあ、翻訳には苦労しただろうな。ていうか、全然匿名になってないな。ラ○ス○ッ○も魔神に代筆を頼むとは!
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荷札
2005-06-05 Sun 17:53
「おおそうであった!ギネビア、ギネビアじゃ!余の悩みも癒えたぞ。さあ旅立ちの儀式を始めようぞ。祭壇に横たわれ」
ピップが言われるままに横たわると、魔神は懐から荷札を取り出してピップの指に結びつけた。


050604_2336~01.jpg

「さあ、詩を解する若き旅人よ、この暗号を解いてその数へ飛ぶがよい……」

お前が小学生のときは若干難しかった暗号だな。

周囲の巨石が突然ぐるぐると回りはじめた!雷鳴が轟き、地面が揺れ始めた。
「いったい、どういうことです?」ピップは跳ね起きて魔神に訊いた。
「盛り上がった二つの塚の数字をひっくり返し、求めているものを見つけだせ。間違った塚を選んだら……死を意味する。さらばじゃ」魔神は別れの詩も詠まずにふっと消えてしまった。
やがて、もとの静けさが戻ってきた。


今回の魔神は謎かけ三昧だったな……何もくれなかったorz
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天地無用
2005-06-08 Wed 16:52
一見なんの変哲もない塚の周囲をぐるりと回ってみると、裏側に真鍮で補強された木戸が埋め込まれていた。扉は簡単に開き、磨り減った石の階段がストーンヘンジの中心へ向かって下っている。

こっちが当たりか外れか……たぶん、見ただけじゃわからないと思うぜ。怖気づいてるんじゃないぞ、ピップ。どうせ一回14へ行くだけだ。

階段の先は、なんの変哲もないからっぽの小部屋になっていた。正面の壁に小さな文字が……

『おまえはいま、天と地、生と死の境にいる。〈おとぎの国〉に入るなら、危険を覚悟で旅立たねばならぬ。勇敢にして恐れを知らぬ者だけがここを超えていける。王国の入口を守るおぞましき食屍鬼を打ち倒すことにより勇気を示せ……もしくは、その闘いで死ぬことにより』


おおっと、ここで食屍鬼と戦闘らしいな。どこにいるんだ?

「こんにちは……ここに、食屍鬼はいる……?」ピップは小声で呼びかけてみた。
「ひとりだけいるぞ」ふいに耳元で低い声が囁いた。
振り向くと、天井から奇怪な生き物がぶら下がっている!いや、ずたずたに裂けた防水外套にゴム長靴をはき、手には毒液がたれる戦棍を持った食屍鬼が天井を滑らかに歩いている!
「ふふ、なにを驚いたような顔をしておる……おまえが立っているほうが天で、俺が立っているほうが地なのだ。おまえが逆さなのだ……魔獣王国へようこそ!」
食屍鬼は天井を蹴って飛びかかってきた!


生命点はお前と同じ……つまり31点、基準点は4、追加被害点は5、最初の一撃を被ると、毒のせいで1ラウンドごとに生命点が3点失われる。基準点以外は俺たちと互角以上だぞ、ピップ!先手を取らなきゃまず勝ち目はない!……よし!先攻だ!
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14(11)
2005-06-08 Wed 17:04
バックグラウンド・ミュージックは、天使の聖歌隊が歌うハレルヤだ(あるいは酔っ払った悪魔らが歌う"樽をころがせ"かもしれない)。どっちにせよ、きみは、死・ん・だ、のだ。

まあ、惜しかったな。あいつはまともに闘っても普通は勝てないだろ。どうしてもマーリンの隠れ家で魔法の品を手に入れろってことか……。さあ、生命点を決め直せ。俺とお前だけで最初からやり直しだ。一度倒した怪物たちはもう幽霊に変わっている。一度手に入れた財宝も二度と手に入らないがね。


ピップはE.J.とともに、柳細工の大かごに閉じ込められている……

おいおい、ここからかよ。さて、今回は大声で助けを求めてみるか?違った展開を見てみるのも面白いだろ?(読者サービスにもなるしな)
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救出者
2005-06-13 Mon 01:56
「助けてくれーッ!」ピップは叫んだ。「助けてくれーッ!」
大籠の掛け金がそっと外され、蓋がいきなり開けられた。
そこには不機嫌そうな顔をした百姓が釘の刺さった棍棒を持って立っていた。
「誰だべ、おめえは?」


おいピップ!俺を籠のなかに忘れてるぞ!そのままその間抜けな百姓と戦闘になったら素手で釘バットと闘わにゃならないんだぜ。泣く子と釘バットには逆らってはならない……

「ぼくはピップという者です」
「ピップだと?アンサロムを殺し、ドラゴンを退治し、魔界から生きて帰り、サクソン人を追い払ったあの若者だって言うのか?……まさか……、おまえがピップなら、おらあクレオパトラだ」


話が理解できる相手じゃないのは明らかだろうが。さあ、どうする?

「正直に言おう。実は、僕は旅回りの腹話術師なのさ」

ほう、そうきたか。わかったぜ、任せておけ。

「ごらんのとおり、ここにありまするは、古ぼけた錆びた一本の剣のみでございます。さあ、お立会い……」
「古ぼけた錆びた剣ってのは、誰のことだい?」E.J.はけんか腰で言った。(なかなかの演技だろ?)
「あれまあ!」百姓は驚いて口をはさんだ。
「もしあんたが剣のわきに棍棒をおいたなら、二つの武器が話し合ってるみたいにできるよ」
「ほんとだか?ほうれ、やってみろ!」百姓は棍棒を籠の中に投げ込んだ。


……百姓の棍棒を捨てさせるより、さっさと俺を引き抜いて闘ったほうが絶対によかったと思うんだが……まあ、いいだろう。素手同士でさっさと決着つけてくれ。
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