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中指島と薬指島
2005-03-30 Wed 03:07
「航海は順調、親指と人差指を回って次は中指や」
「まあ普通、二回連続でやぶにらんだりしないよね」

五指群島中で最も険しいこの島を隅から隅まで探索したが、何も見つからなかった。母船に帰ろうとしてふと見ると、岩のあいだに銀色の鍵がある。そばに七色のカブト虫が一匹いる。

「珍しい虫やな。なんかあるんとちゃうか?」
「うっ!痛そうっ!指を噛まれたよ」
「消えてもうた……なんやったんやろか?」
「鍵は手に入ったし、次は薬指島です」

島に上陸したとたん、助けを呼ぶ声が聞こえてきた。藪をかきわけて進むと空地に出た。空地の中央の杭に、見るからに極悪非道そうな筋骨隆々とした大男が縛られている。
「俺の見事な筋肉を欲しがっている若い王女に結婚を迫られて……断ると、俺を捕らえてここに縛りつけた。助けてくれ」


「うわ~、あからさまに罠や」
「そ、そう?(なんで断定できるんだろ)」
「あ?ピップの奴、信用しよったで!ボケか!」
「……」

「おやめなさいっ!」
振り返ると、若くて美しい女が眉を吊り上げてにらんでいる。
「その男は私の未来の夫ですよ!どうしても解き放すというなら考えがあります」
「お許しください……私は結婚には若すぎます」戦士は青ざめ、失神しそうだ。


「放っておいて母船に帰ってもよさそうだけど」
「アカン!銀の鍵を手に入れてないで。戦闘や!」
「(罠だっていう見解はどこへ行ったんだろう……)」

急いで男の縄を解くと、男は脱兎のごとく逃げ去ってしまった。美女と一対一で闘わねばならない。
「なんということをしてくれましたの!私、本当に怒りました!」
彼女は細い指でピップを指差した。その先端から紫色の閃光が発射された!とっさに避けるピップ!


「危なっ!避けれたか!」
「当たってたらどうなってたろう……」
「こいつ魔女ヘカテやないか!魔女の罠に引っかかりよって!」
「(いや、多分、正しい選択をしたと思うんだけど)」

ヘカテの死体から、銀の鍵と、敵を豚に変える巻物を手に入れた。

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