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暗い湖
2005-04-13 Wed 03:27
イアソンとともに難破島に上陸し、暗い湖を目指した。この湖の水面には……羊の群れが浮かんでいる!水面でおとなしく草を食んでいるのだ。群れの中に黄金色に輝く羊が目にとまった。
「黄金の羊だ!捕まえていいと言ったよな!」イアソンが興奮して叫んだ。


「これも幻覚?」
「油断はできへんで。なんなら飛び込んでみるか?」
「遠慮しときます」

よどんだ水面に一歩踏み出すと、まるで祖国の土のように硬く感じられる。イアソンとともに走りだすと、湖は消えて草原になった。
羊たちは途方にくれてウロウロしているが、群れを守ろうと大羊が突進してくる。


「羊は本物なのかなあ?」
「中身が何やろうと殺してしもたらおんなじや」
「しっかり三回以内に倒したね」
「おっ!黄金の羊に追いつきそうやないか!」

「捕まえたぞ!」羊にタックルしたイアソンが興奮して叫んだ!
「その汚らしい手をどけてくれませんか?」羊が冷たく言い放った。羊が喋ったぞ!
「私の名はメディアです。羊の恰好をしているように見えるだけです。父のコルキス王は妄想癖のある魔術師でしてね、この島全体に幻覚の魔法をかけたのです。豚小屋は村に見えますし、宮殿はあばら家に見えます。おかげで外部からの侵入者にも悩まされませんが」
「なぜあなたの毛は黄金なのですか?」
「黄色いセーターを着ているのですよ」
羊の姿は消え、息を呑むほどの若い美女に変身した。
「このセーターを差し上げてもよろしくってよ。ただし、恐竜の卵の殻と引き換えに」


「なんやめっさムカつく女やな」
「イアソンが求婚してあっさりふられたやり取りが割愛されてるけど……」
「でもセーターはもらっとくべきやな。これで失われた島のセクションがわかるはずや」
「さっそく島に向かう?」
「黄金の鍵、3個では足らんかったような。まだ探すところがあるで。あのアバズレが言うとった宮殿や」
「あ~あ、イアソン、王女を追っかけていっちゃったね」

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