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サクソン人との決戦
2005-04-20 Wed 14:20
水晶の短剣を突き立てると、ミイラはどさっと倒れ、みるみるうちに縮み、包帯と、黒檀の杖一本を残して消えてしまった。
「お~~~~~~い!ピップよ、それが魔法の杖じゃ!」
ピラミッドの天辺から、マーリンが覗き込んで叫んでいる。
杖を取って一振りすると、包帯がロープのようにピラミッドの頂点まで伸びた。
「なにをぼやぼやしておる!さっさと登ってくるんじゃ!」


「いきなり話が飛んだね」
「行間を読めっちゅうことや。手抜きとちゃうで」
「さて、いよいよ冒険も終わりですね」
「長かったような……短かったような……そっちの世界ではほぼ一ヶ月間かかったらしいな」
「ここまで読んでくれた方々に感謝します」
「ホンマ、おおきに~!」

ピップは、サクソン軍とアバロン軍が向かい合う草原の真ん中に立っていた。サクソン軍のほうへ三歩歩き、手にした黒檀の杖でカーン!と地面を叩いた。すると、地面が津波のように盛り上がり、サクソン軍に向かって移動し始めたではないか!サクソン軍は嵐の大海原に放りだされたような大パニックに陥った。

ここは水晶宮の浴室――マーリンは浴槽に痩せ細った全身を沈めている。
「あのう、つまりその、こんどの冒険はいったいなんだったのですか?確かにサクソン人の侵略は食い止めましたが、ほかにもっと大事な目的があったような……」ピップがおずおずと尋ねた。
「おまえが何を言いたいのかはわかっとる!魔法を間違えたんじゃよ。呪文をかけそこなったんじゃ。エクスカリバーを取り戻すことであろう?しばし待て。いまこうして、秘剣を取り戻す冒険のイメージを練っておるんじゃ。完全無欠な魔法の呪文ができるまで、しばらく休養しておけ」
マーリンは泡の山のなかへ飛び込んで、姿を消してしまった。


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