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カーミラ
2005-05-27 Fri 17:50
石のうしろに何かいるぞ!
すばやくE.J.を抜いて回り込んだが、あわててE.J.を鞘に収め、丁寧な口調で言った。
「これは失礼しました。怪物でもいるのかと思ったものですから」
「わたしが怪物に見えて?」
立石にもたれかかっている白いリンネルの外衣を着た娘がきいた。
「わたしはカーミラ。ときどきここに来て、この石に触れるの」
そのときふと気づいた。カーミラは盲目なのだ。
「あなたの顔に手を触れてもいいかしら?」


こいつホントに大丈夫なのか?そもそもアバロンの冒険で綺麗な娘に出会うことなんてほとんどないが……味方だったのは湖の淑女くらいじゃないか?

カーミラはピップの顔にそっと指を走らせた。
「失礼ですけど……首にボルトが刺さっているの?」
「ええ、そうなんです」
「抜いてあげましょうか。そういうことは得意なのよ」
「このボルトは取れないと言われたんですが」
「そんなこと嘘よ!簡単に取れるわ」


首を引っこ抜かれたりしてな。

カーミラはボルトを軽くねじってからなんなく引き抜いた。
「ほらね、こんなものないほうがずっといいでしょ」


マーリンの言葉を鵜呑みにするお前が間抜けなのさ。

「それはそうと、あなた〈おとぎの国〉の入口を探してるんじゃない?マーリンがあなたを助けるようにって、私をここによこしたの」
あの間の抜けた老魔術師は、思ったほどチャランポランじゃなさそうだ。
「入口は盛り上がった塚のひとつにあるの。あなた、奇妙な絵が描かれている羊皮紙を持っているかしら?」
「これですか?」ピップは絞首台の死体から見つけた羊皮紙を差し出した。
「よかった、でも、これも必要よ……」彼女はサクラの花がついた小枝を取り出した。
「門を守っている男に、これを手渡さなくてはならないの」


なんだかトントン拍子に話が進んでるじゃないか。今回の冒険は案外楽かもな。門は56の石のあたりにあるんだとさ。
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