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救出者
2005-06-13 Mon 01:56
「助けてくれーッ!」ピップは叫んだ。「助けてくれーッ!」
大籠の掛け金がそっと外され、蓋がいきなり開けられた。
そこには不機嫌そうな顔をした百姓が釘の刺さった棍棒を持って立っていた。
「誰だべ、おめえは?」


おいピップ!俺を籠のなかに忘れてるぞ!そのままその間抜けな百姓と戦闘になったら素手で釘バットと闘わにゃならないんだぜ。泣く子と釘バットには逆らってはならない……

「ぼくはピップという者です」
「ピップだと?アンサロムを殺し、ドラゴンを退治し、魔界から生きて帰り、サクソン人を追い払ったあの若者だって言うのか?……まさか……、おまえがピップなら、おらあクレオパトラだ」


話が理解できる相手じゃないのは明らかだろうが。さあ、どうする?

「正直に言おう。実は、僕は旅回りの腹話術師なのさ」

ほう、そうきたか。わかったぜ、任せておけ。

「ごらんのとおり、ここにありまするは、古ぼけた錆びた一本の剣のみでございます。さあ、お立会い……」
「古ぼけた錆びた剣ってのは、誰のことだい?」E.J.はけんか腰で言った。(なかなかの演技だろ?)
「あれまあ!」百姓は驚いて口をはさんだ。
「もしあんたが剣のわきに棍棒をおいたなら、二つの武器が話し合ってるみたいにできるよ」
「ほんとだか?ほうれ、やってみろ!」百姓は棍棒を籠の中に投げ込んだ。


……百姓の棍棒を捨てさせるより、さっさと俺を引き抜いて闘ったほうが絶対によかったと思うんだが……まあ、いいだろう。素手同士でさっさと決着つけてくれ。
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