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三つ目獣
2005-07-02 Sat 04:30
緑のコケの道を東へ進む。道の交差点に、金属でできた白い立方体の箱のようなものが地面から突き出ている。高さは1mほど、上面は南東に向かって傾いている。

上面には二つの足型と緑色のボタンか……。『足型に両足をあわせて、このボタンを押せ』だと。いろいろ空想が広がるが、どれもろくなもんじゃないな。どうする?

ピップは立方体を無視して青い砂の道を南へ進んだ。どこまで歩いても低木と岩しかない荒野だ。

いや、待て。岩の上に小人が座っているぞ。鎧を着ている。

「こんにちは、僕はピップというものです」
「おれはベンだ。三つ目獣を捕まえに来ている」


なんだお前、三つ目獣のことを知らないのか?仕方ない俺が教えてやろう。やつは人間と同じような姿だが、額に目があり、頭髪がなく、腕は四本ある。自由に空を飛べるらしいが、それほど恐ろしい敵じゃないと聞くぜ。

「ぜひとも捕まえるのをお手伝いしたいと思います」ピップはこれ以上ないというくらい丁寧に言った。
「そうか、あんたの知ってるやつとは違うかもしれんが、あれが三つ目獣だ」ベンは呟くように言って、ピップの後方を指差した。
振り返ってみると、背丈は1m20cmほどだが、枝分かれした不気味な尻尾、力強い二本の後脚、鉤爪の生えた前脚、巨大な牙、黄色い大きな三つ目、長い舌、ウロコがはえてぬるぬるした体、という恐ろしい怪物が猛スピードで突進してくる!
「殺さないように気をつけろよ!」ベンはそう言って短剣を抜いた。


そうそう、俺の知ってる三つ目獣とは違うなあ。魔獣王国だからなあ。ん?ピップ、マーリンの倉庫から持ち出した「水晶板」が振動してるぞ。お、おい!三つ目獣が立ち止まってる!動けないみたいだ!

「水晶板を持ってきているとはな!」ベンはロープを取り出して動けなくなった三つ目獣の脚を縛った。
「そいつをどうするんです?」
「こいつはうまく調教すればよく慣れるんだ。時間と忍耐さえあればな……お礼としてこれをあげよう。ブロンの歯だ」


ブロンの攻撃から守ってくれるらしい。……い、いや、ブロンって何だろうな?さて、北へ戻るか西へ進むか。
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