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寺院
2005-09-28 Wed 02:42
教会のような場所だ。柱にかかった札にはこう書いてある。
『数字は0なり!小人の神、ダックワースに幸あれ!』
半開きの扉から香の匂いが漂い、賛美歌のような歌声も聞こえてくる。


普通なら、こういうところに詩的魔神がいそうなもんだが、今回はとっくに会ってるからなあ。

扉に近づくと、戦棍を持った二人の小人に止められた。
「誰に幸あれだ?」ひとりが脅すように訊いた。
「小人の神、ダックワースに」ピップは札の文字を思い出して答えた。
「数字はなんだ?」戦棍を振り回しながら訊いてくる。
「0なり!」勝ち誇ったように答える。
「それは甘いか、酸っぱいか?」


うっ、それは書いてなかったな。ここは一か八かだぜ。

しばらく沈黙がつづき、二人はじっとこっちを見つめていた。
それから、ふいに歯をむき出して笑い、「聖者だ」ともうひとりに言った。「まちがいない」もうひとりはうなずいた。二人は中へ入るよう手招きした。


いい勘働きだったな。……寺院の真ん中のオルガンで、髭の小人が『樽をころがせ』を演奏している。そのまわりで何人もの小人が瞑想しているな。どんな宗教なんだか。
おい、そこの彫像の前に置いてある献金皿に合金の八角硬貨がのってるぞ。失敬しちまえよ……ようし、うまくやったな。冒険者にとっては万引きも立派な技術だ。
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