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秘密の抜け道
2005-10-11 Tue 00:02
修道院長に教わった道を辿ると、やがて小さな森に入り、小さな谷を縫い、荒れ野を越え、そしてついに……奥深い、暗い洞窟の入り口に辿りついた。×印の封がしてあるところなぞ、ちょっと臭うな。
洞窟内部は、いまはカビに覆われているが、煉瓦で舗装された四角い通路になっている。北へ10mほども歩いたところに看板のようなものが倒れていた。
「アーサー王専用、キャメロット城への秘密通路――関係者以外の立入りを禁ず」
そばには酒瓶の山……。


アーサー王がギネビア妃の目を盗んで村の酒場に出かけるための秘密の抜け道があるって噂だったが、これだったんだな。

通路はじめじめして生臭く、暗く寒く寂しく陰気で、とにかく最低の状態だった。
「以前、マーリンから教わった元気の出る歌を唄ってやるから、がんばって進めよ」
E.J.が珍しく優しい言葉をかけ、ピップを元気づける歌を口ずさんだ。(俺はいつだって優しいぞ!)

♪元気だホイ!元気だホイ!
 朝から晩まで元気だホーイホイ
 昼から夜まで元気だホーイホイ!
 夜から朝まで元気だホーイホイ……

「ホオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ、ホオオオオオオオオオオオ!」
「なんだよ、せっかく歌ってやったのに、ホオオ~~~~~~~~オオ、ホオオオオオオオオオ!はないだろ」E.J.がむくれて言った。
「いいや、ホオオ~~~~~~~~オオ、ホオオオオオオオオオ!と言ったのはぼくじゃないよ」
「それじゃ、誰だって言うんだ?」(つうか何なんだ、この展開は……)
ピップは通路の先を指差した。少し先の暗闇に赤い光が二つまたたいている。そこからホオオオオオ!と唸り声が響いてきた。
「クモだあっ!」E.J.が悲鳴をあげた。
「クモが鳴くもんか!」(ごもっとも)


唸り声の主はピンクの光を発する巨大なモグラだ。マーリンの蔵書『奇怪動物図鑑』に載ってた"風船モグラ"だろうな。本来なら30cmくらいの大きさのはずだが、呪いのせいで巨大化したのかもな。ちょっと突付けばすぐ破裂するが、爆発に巻き込まれるかもしれん。こういうときこそ犬をけしかけてやれよ。

ルーファスが風船モグラに噛みついたとたん、モグラはバ~ンッ!と破裂した。ルーファスは爆風の影響も受けず、嬉しそうにモグラの残骸を振り回している。

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