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双頭の犬
2005-10-15 Sat 02:25
反対側の馬小屋の中も似たようなものだった。藁の中にも壁にも天井にも床にも、何もない。そのとき――
ウウウ……」薄暗い小屋の奥から不気味な唸り声が聞こえた。そこには……双頭の犬がいた!赤い目を見開き、牙をむき出して唸っているが、奥の壁に鎖でつながれているので助かった。
よく見ると、犬の後ろに木の箱がある。


う~む、こっちの箱も怪しいな。〈鏡の盾〉が入ってないとも限らない。鍵はかかってなさそうだが番犬がいるしな。いきなり噛み殺されることもあるまい。虎穴に入らずんば虎子を得ず、だぜ。

「止まれえ!」箱に一歩近づいたとたん、犬の一方の頭が喋った。
「おい、よせよ、スタンリー」もう一方の頭が制した。「箱の中身くらい見せてやれよ」
「何を言うんだ、チャールズ。これを守るのが俺たちの役目じゃないか」
「そんなこと言ったって、中にはろくなもの入ってないじゃないか」
「お前には仕事への義務感ってものがないのか?」
「それはないだろ、スタンリー」
「あのう、……ちょっと……」ピップはためらいながら割り込んだ。「箱の中をちらっと見るあいだ、ちょっと知らん顔をしててくれないかな?君たちを殺したくはないからね」
すると両方の頭がゲラゲラ笑い出した。
「殺すだって?この俺たちを?冗談にしてはきつすぎるぜ」チャールズが言った。
「俺たちは朝飯に龍を食ったんだぜ」スタンリーが付け加えた。
「スタンリー、俺たちじゃないだろ?食ったのはお前だけだ。俺には近寄らせもしなかったくせに」
「そんなことないさ!俺のモットーは山分けだからな」


今回はよく動物が喋るな。この下らない口喧嘩のすきに、こっそり箱を覗き込むこともできそうだが……。運試しってところだな。

「チャールズ、お前はメス犬と見れば、やたらとちょっかい出して――」
「俺はそんな真似してないぞ。スタンリー、お前こそ……」
双頭の犬が口論しているすきに、そっと箱に忍び寄って蓋を開けてみた。
箱の中には骸骨がいた。そう、生きた骸骨だ!指を口に押し当てて、「しーっ、静かに……」と囁いた。「ばか犬どもから隠れてるんだ」
「箱の中には何かないんですか?たとえば〈鏡の盾〉とか」
「残念だが、ないな……私が持っているのは『先手必勝お守り』だけだ。ま、欲しけりゃ持ってっていいぞ」


戦闘で最初の一撃だけ被害点に+5できるお守りだ。4回まで使える。ローマ時代の代物のようだぞ。悪くない見つけ物だったじゃないか。珍しい犬の漫才も観られたしな。骸骨に礼を言ったら、こっそり中庭に戻るぞ。

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―生命点―

最大値:42
現在値:40

経験点(永久生命点):130(6)


―装備品―

エクスカリバー・ジュニア(基準点:3、被害点:+5)

軟膏(3点回復):1

斧、蟻飼育機、蜘蛛の巣スプレー、釣竿、強力石鹸、真鍮製の頭

ルーファス(生命点:25、基準点:5、被害点:+5、生命点5点以下で戦闘不能)


―魔法―

先手必勝お守り(4):最初の一撃のみ被害点+5。
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