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王の控えの間
2005-10-29 Sat 01:42
謁見室の奥側だ。腕の突き出た左側の扉か右奥の扉(王の控えの間らしい)へ行くもよし、奥のカーテンを調べてもいいし、もちろん玉座のウサギを撫でに行っても構わない(こいつはお勧めしないがね)。

扉から突き出た石の腕は太く逞しく、とうてい袋を放しそうにない。
ピップは試しに腕をくすぐってみた。すると、石の腕はブルブルッと身震いして袋を床に取り落とした。すばやく袋を拾い上げて開けてみると、ピカピカに輝く金貨が1000枚入っていた!


何回分かのワイロにはなるな。さてと、この扉の奥には大したものはなさそうだし(何しろ入り口で金貨ゲットだからな)、王の控えの間を調べてみるか?

ここはアーサー王が休んだり着替えたりするための控え室だ。目ぼしいものは何もないが、東の壁には謎めいた鉄の扉がある。
ギギギ~~。扉を開けると石段が下に続いている。石段の下のほうから何か聞こえてくるぞ……沼の底から沸き立つ泡のようなゴボゴボ、ゴボゴボという音が聞こえる。


この先に何か冒険に役立つものがあるとも思えないが……

用心深く石段を降りるにつれ、音が次第に大きくなり、悪臭が鼻をつきはじめた。壁いちめんが腐ったカビでおおわれている。13段目の石段に足をかけたとたん、カビが青白い光を放ちはじめた。
「戻れ……」弱々しいが聞き覚えのある声がした。
「戻るんだ!」別の声が叫んだ。
「お戻りなさい……」こんどは女性の声だ。
「そうです、お戻りなさい」このフランス訛りは……そう、まぎれもなく湖の騎士ランスロットではないか!
もう一歩進むと(14段目だぞ!)すべてがはっきりした。
石段は落とし穴のような小部屋に通じていて、そこはどろどろした気味の悪いカビで一杯になっていたのだ。しかも、円卓の騎士たちがそろいもそろってカビの中に蝿のように捕らえられている!アーサー王、ギネビア王妃、ランスロット、パーシバル……みんなカビと悪臭にどっぷり首までつかっている。


おえぇ……こりゃまた悲惨というか何というか。円卓の騎士たちにとってはかつてない仕打ちだな(王妃は別だが)。せっかく忠告してくれたんだ。とりあえず話を聞いてみるのが正解だろう。

「いったいどうしたというんです、閣下?」ピップはその場できいた。
「邪悪な呪いに捕らえられてしまったのだ……」アーサー王はあえいで言った。「ピップよ、いま我々を救おうとすれば、必ずお前も死んでしまう。唯一の望みは、お前がすぐさまここから立ち去って、呪いを打ち破ってくれることなのだ」


だ、そうだ。俺の意見を述べさせてもらえるなら、こんなカビの中に飛び込むのは絶対に、絶対に、ぜぇぇぇったいにぃぃぃぃぃぃ~~~~~御免だ!飛び込みたければお前ひとりで行け、な。

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