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グランウィーゼル(ダ・ダ・ダ・ダーン!)
2006-02-02 Thu 23:14
ピップが慌てて舞台へ上がると、ファンファーレが鳴り響いた。魔神はにやりと笑って牙を光らせ、オペラを歌えと目で催促する。ピップはしかたなく、覚悟を決めて、両手を腹の前で組んで大声で歌った。

 おお、なんという光栄、なんという歓び!……


ああもう結構だ。ブログの読者も聴きたかないだろうから残りは割愛するぞ。

魔神が拍手を送り、静かにどん帳が下がっていく。ピップと魔神は手をつなぎ、誰もいない観客席に向かって大げさに礼をする。感激に震える魔神はピップを抱き寄せて言った。
「名はなんという?」
「はあ……?ご存知じゃないんですか?何度かお目にかかっていると……」
「さようか。余に謁見を望む者は大勢いるのでな。で、名は何と言う?」
「ピップです」
「ピップとやら、歌劇で伝えたかったことは理解したであろうな?」


要するにオペラの合作で仲たがいした作曲家が呪いをかけて魔神を犯人に仕立てあげたというわけだ。

「魔神殿、心中お察しします。では、真犯人――作曲家というのはいったい誰なんです?」
「いや、その名を口にするのはちょっと……」魔神はなぜか口ごもった。
「でも、教えていただかないと行動の起こしようがないじゃありませんか」
すると魔神はあたりを気にしながら声をひそめて言った。
「グランウィーゼルだ」
ダ・ダ・ダ・ダーン!とたんに不気味な交響曲が鳴り響いた。
「な、なんですか、これは!?まだ歌劇の続きが?」
「気にするでない。奴め、自分の名前に魔法をかけおった。奴の忌まわしい名を口にするたびに、この曲が響くのだ」
「どこにいるんでしょうか?その、グランウィーゼルは」
ダ・ダ・ダ・ダーン!
「おそらく、〈宇宙樹〉に住みついとるはずだ……」魔神はそう言うと、ポンと手を打った。
「おお、そうじゃ。とっておきの贈り物があるのだが、おまえに取り出せるかな?」
「はあ?……と言いますと?」


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この記事のコメント
復活、お待ちしておりました。
どうかこの調子で最終巻まで無事突き進んでくださいましw

やっぱ更新があるとイイですね!
それでは。
2006-02-04 Sat 10:22 | URL | ドグダッド #-[ 内容変更] | top↑
「コメントありがとうございます、ドグダッドさん」
「まいどおおきに。ほんま、一同励みになりますわ」
いつもご苦労。俺が散々代理人の尻を叩いてやったからな。しばらくは更新させるから安心してくれ。また3月には半月ほど休みになる予定なので申し訳ないが。
2006-02-04 Sat 11:53 | URL | E.J.&右目&左目 #-[ 内容変更] | top↑
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